続いて
【2】数的有利な状況を作り出す。
前項でも触れましたが、人数で負けていると、どんなに優秀なプレイヤーでも攻撃を防ぐのは難しいと思います。
やはり必要なのは人数を掛けること。
だからと言って、小学校の昼休み・体育ののサッカーのように、むやみやたらにボールを追いかけ回して“金魚の糞”状態になってしまっては意味がありません。
ではどうするのか。
有効な手段は「ボール保持者1人に対して2人の守備」。
これがもしも算数の問題だったら、相手のフィールドプレーヤー4人に対して、自軍は8人必要なことになります。
では、どうやって4人で8人分のディフェンスをするのかー。
そこで用いられるのは『点と円のディフェンス』です。
どうやるのかと言えば、ボール保持者1人に対して、ディフェンス1人がプレスを掛けます。(これが“点”)
簡単に言えばボールの奪い合いに近い状況になる訳です。
で、さらにディフェンスのもう1人が遠巻きに、こぼれ球・パスカットを狙う。(“点”を中心に囲む“円”)
・・・これが、『点と円のディフェンス』です。
“点”の役割の人は、最低限の仕事として『パスコースを限定』しましょう。
そして、限定されたパスコースを“円”の人が狙う。
これが基本形です。
また“点”が、ワザとドリブルで突破するスキを与えて、“円”にボールカットさせる方法もあります。
ドリブルで抜こうとする瞬間ってのは、ほとんどの場合、足元からボールが離れますから“円”が間合いを詰めることによって、意外と楽にドリブルカットできるのです。
この『点と円』をディフェンス全員が意識することで、フィールド場に“見えない網”が出現します。
こーゆーディフェンスを心がけましょう。
「あー、フォアチェック頑張ってるなぁ」と思うだけぢゃ、ダメですよ(笑)
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