さるらぼ★004
『攻撃は左右比率3:1』(2004.8.11.wed


【B】はバックパスをしたらすぐに【D】の為のパスコースを作りに動く。
上図はマーカー【C】がバックパスを深追いし
【B】をフリーにした場合の例。




フットサルはスペースを奪い合う競技である。
なんかそんな気分になってきました。(戦略のひとつとして)

では狭いコート内で、どうすれば「空間主導権」を得られるのか?
今回は人海戦術でいってみようと思います。
前提として、フットサルではサイドチェンジに大きな効果は期待できません。
サッカーのように広いグラウンドならともかく、フットサルでは軽く5〜10歩、時間にして1〜3秒もあれば陣形を取り戻せられるからです。

ではどうやってシュートまで持っていくか。
以前にも書きましたが、フットサルの切り崩しに多用されるのは「ワン・ツー」と「シザーズ」と思われます。
PIVO当てをすると、もれなく付いてくる両選択肢ですよね。
とは言え前線の2名だけではチャンスメイクをするのは難しいです。
スクリーンなり、パスコースに入るなり、デコイ(おとり)になるなりで、3人目の協力が不可欠と言えるでしょう。

また、常に意識しなければならないのは、ボール保持者に対して“常に2津以上のパスコースを造る”ことです。
これもまた「3人目の協力」といえるでしょう。

【ALAの動きの凡例】
1.ハーフ付近でALA【C】からBEQUE【D】へバックパス。PIVO【A】または逆サイドのALA(左図には無記載)がBEQUE【D】のパスコースを作る。
2.ボールを視線で追うマーカー【C】をはずし、サイド付近(or中央)で再びボールをALAが受ける。この間にBEQUE【D】はディフェンス【C】を前にしてもパスを出せる位置に移動。(ボールは常に動かす)

3.マークを外したALA【B】へ戻す。
4.すかさずPIVO【A】に当てる。
・・・ これがよく見られる例です。

僕としては、これをコート中央で縦2分割した、どちらかのサイドで行うのが理想だと思います。

■この際の注意点
1.逆サイドにいるALAはディフェンスに戻れるポジションにいること。(パスカットされカウンターを受けてもBEQUEと2人居れば対応可能)
2.攻撃は左右どちらかでハッキリ起点を作る。(攻めるサイドに3人寄せる)
3.攻撃に手詰まりを感じたら、BEQUEに戻し逆サイドに振り、素早く攻め直す。(この時即座に逆サイドへ移動、今まで攻撃していたALAはやや後方へ下がる)
4.PIVOは中央からやや攻撃サイド寄りで、BEQUE・ALAと三角形のポジションを維持する。

無論この攻撃が絶対的、と言う訳ではありません。
突然逆サイドに振り、ALAのミドルってのもひとつの手でしょう。(この場合PIVOが攻撃サイドライン寄りに流れ、マークを引きつけると効果的)
いずれ「フリーの選手をいかにして作るのか」が重要なんですねー。
またGOLEIROにバックパスして、「4:1」を作れば必ず数的有利の状況を作り出せる、とも言えます。(諸刃の剣ですが…)
「2:2」よりも「3:1」。
しばらくはこの理論で考えたいと思います。

てか、ダイヤモンド型でフォーメーション組めば、どっちかのサイドにボールが行ったら、大体「3:1」になるぢゃん、ってツッコミは無しの方向で(笑)


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