さるらぼ★003
『スウィッチしてみたい。』(2004.8.11.wed


【B】はパスを出すと同時に【D】へ向かって走る。
マーカー【C】が【B】と【D】のどちらかに付かなければならない状況を作り出し
ノーマークの方が責め上がる。

※上図は【B】が【D】をスクリーンにして上がる例。
マーカー【C】が【B】に釣られたら
【D
が左サイドに駆け上がる




ほげーっとフットサルの試合を見てると、攻撃のパターンで多いのがワン・ツーとシザーズ。
大まかにフットサルの攻撃を解説してしまえば、「いかにしてマークを外すか」を競い合ってる気がします。
その為の代表格がこの2つ。

ボールを持たないところでマークを外すのは、想像以上に難しい作業です。
例えるなら『1on1の鬼ごっこ』ですもんね。
極論で言えば「やるだけ無駄」です。(ボールを持って無いとき限定)
つまりマークを外すには“ディフェンスの視線をそらす何か”が必要になる訳ですよね。
「ボール」か「人」を使う必要があるってことです。

フットサルの試合を見ていると、パスを出した後、パスを出した相手に向かって行きマークを入れ替えさせる戦術を多用するようです。
簡単に言えば「ひとりのディフェンダーに二人のオフェンスが付いて、どちらにマークに付かせるか混乱させる」ってとこでしょうか。
スウィッチとかスクリーンってやつで効果倍増ですね。

実践的にはBEQUEから攻撃が始まる場合、BEQUEにマークがつくことはマレですので、ALAとBEQUEが接近した場合、ディフェンスの選手は1人で2人のマークにつかなければならない状況になる訳です。
そーなると「ボールに行くか、どちらか(BEQUEかALA)のマークに行くか」の選択になります。
これを1〜3度繰り返しつつ攻撃を仕掛けられれば、ディフェンスのどこかに“ほころび”が生じるんでしょう。
「なんでお前がこっちにまでマークしに来てるんだよっ!」ってなもんで、ディフェンス側のマークの受け渡し能力が問われる状況を作り出す訳ですね。

文章にするといまいち伝わりづらいですが、端から見てると「おお〜」と感動モノです。
ただこれをするには、攻撃側にも「受け手のキープ力」や「パスの正確性」、「スウィッチ相手との意思疎通」などなど、クリアすべき問題は山ほどあるんですがね・・・。
これが連携ってやつでしょうか。
いいプレーには連携がつきものなんですよねー。

フットサルは楽して成らず、か。

 


‖  HappyKnights ‖  誰でもフットサル ‖  誰サルFAQ ‖  楽猿F.C. ‖  サルラボ ‖   BBS ‖   LINK ‖   mail ‖
[PR]動画