さるらぼ★002
『“PIVO当て”にチャレンジしてみました。』(2004.8.10.tue


攻撃側の【B】は【A】のギリギリをすり抜け
マーカー【C】を【A】とディフェンス【D】にぶつけて
マークを外す。(スクリーンプレイ)
【A】は【D】を背負いながら半身になり
前方へのラストパスを【B】に送る。




フットサル関係の書物などを読んでいると『初心者チーム脱却はPIVOから』・・・みたいな項目を目にします。
では「PIVOとはなんぞや?」
サッカー的に言えば「ポストプレーヤー」と言ったニュアンスが近いかと思いますが、近代日本サッカーではポストプレーヤーよりも「スルーパスに反応し、スペースに飛び込むフォワード」が珍重される傾向があるような気がします。

ではフットサルではどうでしょうかー?
フットサルの試合をちろっとだけ見た限り、飛び出すプレーが全く無い訳ではありませんが、その役割は基本的にALA(サッカーで言う中盤)の選手のようです。
俗に言う2列目ってやつでしょうか。

PIVOは基本的に相手ゴールに背を向けてボールを貰うことが多いので、大きな役割は3つ。
「ポストプレーで後方の上がりを待ち、フリーの選手にボールを落とすこと(通称:PIVO当て)」と「反転して自分で勝負すること」、そして「相手ディフェンダーの壁となり、味方の通り道を作ること(スクリーンプレイ)」とお見受けしました。
このポジションに要求されるプレーは、かなりバスケットボールのセンターに近いなぁ、と感じる今日この頃。
しかし、PIVOの判断ひとつで攻撃の内容が変わるあたり、『攻撃の司令塔』と表されるのも頷けます。

先日試しにPIVOっぽいプレーを意識してやってみましたが、これがまた楽しいですね。
後方からスルーとか狙うよりも実践的だなぁ、と思いました。
フットサルの場合、板張りの体育館が多いのでパスの球足も速いし、そもそも出すスペースが狭い。
それに比べてPIVO当ての場合は、「マイナスにパスを出せるので後方の受け手も楽にシュートを打てそう」だし、「ディフェンダーを背負ってのプレーなので相手一人分のスペースを潰せる」。
とにかく、解りやすい攻撃の形を作れるってのは評価できると思います。

『初心者チーム脱却はPIVOから』ってのもうなずけました。
ただ、反転してのシュートは練習が必要ですねー。

 


‖  HappyKnights ‖  誰でもフットサル ‖  誰サルFAQ ‖  楽猿F.C. ‖  サルラボ ‖   BBS ‖   LINK ‖   mail ‖
[PR]動画